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『イエカ』

 ◎第十二回の健康相談は、虫刺症です。

虫が多くなる夏に、知らないうちに皮膚が赤くなったり腫れたりしませんか。虫刺されかも知れません。早めに治療して傷やしこりがのこらないようにしましょう。

 ◆虫による皮膚炎の発生する訳は

 
虫が人間の皮膚を刺したり、吸血するとき、毒成分や唾液腺成分を皮膚に注入します。それらの物質が生体に対して化学的刺激となってアレルギー性の皮膚炎が発生すると考えられています。
 
 

 ◆虫による皮膚のアレルギー性反応には2種類ある

 
即時型アレルギー反応と遅延型アレルギー反応があります。
即時型アレルギー反応では、虫に刺されて直後から15分後に局所に痒みを伴う膨隆疹や紅斑が出現します。遅延型アレルギー反応では、虫に刺されてから1から2日後の局所に紅斑や丘疹、水泡が生じます。
 蚊の場合は、最初に刺されて皮膚に唾液腺成分が体内に入っても、体は異物と認識せず無反応です。蚊に刺され続けると体が唾液腺成分を異物と認識するようになり、遅延型アレルギー反応が出てきます。さらに刺されると即時型アレルギー反応が出現します。幼児の場合、遅延型アレルギー反応しか出ない場合が多く、刺されてから数日後に腫れてきて気づくことが多いようです。
 蚊に刺され続けて年をとると、ついには刺されても無反応となります。
 
 

 ◆カ刺症

 
カは庭や公園などではシマカ、屋内ではアカイエカによる吸血被害が見られます。特にアカイエカは家屋内で成虫で越冬するため、秋でも被害が発生します。
 カ刺症における皮膚症状は、吸血の際に皮膚に注入される唾液腺物質に対するアレルギー反応です。その症状は刺された頻度や年齢により異なり、唾液腺物質に対する感作が成立したばかりの乳幼児期は遅延型反応が主体です。学童期以降は遅延型反応と即時型反応がともに見られるようになり、青年期から壮年期は即時型反応だけになります。症状は次第に軽くなり、老年期には刺されても無反応になる人もいます。
 カに刺された後に、38〜40度の発熱を伴い、局所に水疱や血庖を形成した後に潰瘍化して、治るまでに1ヶ月を要して瘢痕となる場合は、「蚊刺過敏症」と呼ばれており、注意が必要です。
 
 

 ◆ブヨ刺症

 
ブヨは地域によてブユやブトとも呼ばれ、体長3から5mmのハエに似た吸血性昆虫です。渓流での川遊びやキャンプなどでさされることが多く、露出部、特に下腿部の被害が見受けられます。
 ブヨ刺症における反応は、他の吸血性昆虫と同様に、唾液腺物質に対するアレルギー反応です。都市部の人はブヨに刺される機会が少ないため、刺されても即時反応は現れず、半日から2日後に強い腫脹や痒みを生じる遅延型反応が中心となります。
 痒みが長く続き、「痒疹結節」を形成することもあります。
 
 

 ◆ノミ刺症

 
ノミ刺症の原因は、野良猫に寄生しているネコノミがほとんどで、近年イヌノミはまれになっています。ネコノミは地上付近から30cmはジャンプできるため、足や下腿から吸血されることが多く、特に足背部や足関節周囲が皮疹の好発部位です。ただし屋内で飼育しているペットにネコノミが寄生した場合は、室内でノミが繁殖して、下腿だけでなく、上肢や、体幹部にも皮疹が出現します。
 皮膚症状は、ノミが吸血する際に人の皮膚に注入する唾液腺物質によって生ずるアレルギー反応によるものです。カと同様に、刺され続けると次第に即時反応が現れますが、ノミに指される頻度は一般的に多くないため、遅延型反応が中心となり、強い浸潤を伴う紅斑や水疱を形成します。
 
 

 ◆毛虫皮膚炎

 
チョウやガの幼虫の中で、有毒毛を持つものに触れることで生じる皮膚炎を毛虫皮膚炎と呼びます。その中で最も多いのがチャドクガ幼虫による毛虫皮膚炎です。チャドクガは本州、四国、九州に分布し、幼虫はツバキやサザンカ、茶などの葉を食べます。市街地の公園、人家の庭などに5〜6月と8〜9月に発生し、しばしば皮膚炎の被害を多発させます。
ドクガ類の幼虫がもつ毒針毛は0.1mm程度の微細なもので、1本1本を肉眼で確認することはできません。これが1匹で10万本以上あるとされています。
 毒針毛に触れた場合はセロハンテープで取り除き、よく泡立てた石鹸とシャワーで洗い流すことで、皮膚炎を最小限に抑えることが出来ます。
 本症も毒成分に対するアレルギー反応が主体で、触れてすぐ蕁麻疹様の症状が出る即時型反応が起こる場合と、1〜2日後に痒疹様の遅延型反応を起こす場合があります。典型的な例では、紅斑性丘疹が一箇所に多発し、その周辺に丘疹が散在性にみられます。
 衣類や皮膚に付着した毒針毛が掻く行為で拡散するので、新たな皮疹が次々と出現するのが特徴です。
 
 

 ◆マダニ刺症

 
マダニは一般に野生動物に寄生し吸血し、幼虫から成虫と成長する。しかし、人間が野外活動をしたときにヒトに咬着し、吸血することがある。マダニはヒトに接触すると皮膚を徘徊して適当な場所を探し、口器を挿入して吸血を開始する。その際、唾液を注入しながら吸血し、数日から2週間で飽血状態となって脱落する。刺咬痛を訴えない人が多いが、刺咬部周囲には炎症がみられ、紅斑、腫脹、出血、水包などがみられる。吸着中のマダニは口器と皮膚が固着しており、疣や腫瘤として受診してわかることもあります。
 吸着しているマダニを無理に引っ張ると、口器を残してちぎれてしまうので、マダニを皮膚につけたまま、皮膚を切除し、皮膚と一緒に摘除します。摘出後1週間はライム病発症予防のためテトラサイクリン系の抗生物質を服用するのが望ましい。
 
 

 ◆イエダニ

 
ねずみに寄生しています。時に人に寄生し吸血します。腋の下、体幹、大腿部に紅斑や丘疹を生じます。
 
 

 ◆トコジラミ(ナンキンムシ)

 
トコジラミは体長5mm、赤褐色で扁平な形態の昆虫で、カメムシ類に属する。住居内に生息し、壁や柱の割れ目、隙間などに潜んでいて、夜間に人から吸血する。顔面、首、肩、上肢などの、寝具から露出した部位で数分かけて吸血します。皮疹としては、痒みを伴う浸潤性紅斑、丘疹を呈する例が多いが、水包を形成することもある。
 
 

 ◆虫刺症の治療

 
虫刺症の皮疹に対しては、ステロイド外用剤を用います。皮疹が強かったり多発している場合は、ステロイド剤の内服を3〜5日することがあります。二次感染がある場合は抗生物質を用います。刺咬後1〜2日で生ずる痒みを伴う発赤や腫脹は遅延型アレルギー反応によるもので、抗生物質は不要です。局所の発熱や腫脹が強い場合はシップするとよいでしょう。
 
 

 ◆虫刺症の予防対策

 
虫刺症は治療と並行して再発を予防するために原因虫からの回避や駆除を進めることが大切です。具体的には、屋外活動に出るときには、肌をなるべく露出しないこと、成人であれば、防虫スプレーなどを活用すること、室内のカ、ノミ、ダニの駆除に燻煙剤を用いることも有効です。
 
 

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