Doces Carocas

Alexia Bomtempo and Pierre Aderne

Doces Cariocas Japan Tour 2010

in Yamadera Fuga-no-kuni

2010.04.17(sat)

open 18:00 / start 19:00
charge: adv. 4,000yen / door 4,500yen

presented by Yamabra, InpartmaintLinkIcon
supprted by VigoFM(78.8MHz)

無事終了致しました。リオの空気が漂う素晴らしいライブでした。ご来場有り難うございました。

docescariocas.jpg



Doces Cariocas

ブラジルのジャック・ジョンソンと異名をとるピエール・アデルニと、デビュー作がマリーザ・モンチ以来の大型ボーカリストと賞賛されたアレクシア・ボンテンポ。
この2人のデュオを中心に、ドメニコ、ウィルソン・シモニーニャ、フェリッピ・ピノウ、マルセロ・コスタ・サントスなど、リオの新進アーティストが結集したコミューン的ユニット、ドーシス・カリオカス(ドーシスは「SWEET」、カリオカは生粋のリオっ子の意味)。
気の合う仲間同士が、肩の力を抜いて純粋に演奏を楽しんでいるうちに結成に至ったというのもうなずける、ボサノヴァにもつながるナチュラル&リラックスしたサウンド。ブラジルでも話題沸騰、メジャーデビューも決定した注目のユニット!

PierreAderne.jpg

Pierre Aderne

フランス系の両親を持つリオ在住のシンガー・ソングライター。『カーザ・ヂ・プライア(浜辺の家)』『アウト・マール(沖へ)』の2枚のアルバムをリリースしており、ブラジルの美しい自然、人々の日常、恋愛からサッカーまでを題材に、言葉遊びを織り交ぜたウィット溢れる詩を綴る。2007年に初来日を果たし素晴らしいパフォーマンスを披露したが、移動の新幹線でも昼食時でも、インスピレーションを得るとすぐに詩にしたためていた姿が記憶に残る。去年セウ・ジョルジがピエールと共作した曲をアルバムに収録するなどその才能は広く認められており、現在のブラジルを代表するソングライターの1人だ。余談だが、ブラジル男の例に漏れず大のサッカー・ファンで、リオの名門チーム、ヴァスコ・ダ・ガマの熱烈なサポーターである。

alexia.jpg


Alexia Bomtempo

アメリカ生まれ。父親がブラジル人のアート・プロデューサー、母親はアメリカ人のシンガー・ソングライター、母方の祖母は詩人という環境で育ち、7歳でブラジルに移住した。高校卒業後から本格的に歌を始め、自然と自身のルーツであるブラジル音楽に傾倒していったという。昨年、ダヂがプロデュースし、夫ピエールの全面的なサポートを得て制作されたデビューアルバム「アストロラビオ」を発表。マリーザ・モンチ以来の大型新人としてここ日本でも大きな話題となった。

Pierre Aderne and Alexia Bomtempo Discography

to see description, please click LinkIcon mark below

DOCES CARIOCAS

docescarioca1.jpgdocescarioca2.jpg

doces cariocas (2008)LinkIcon


ALEXIA BOMTEMPO

alexiabom.jpg


Astrolábio (2008)LinkIcon

PIERRE ADERNE

pierrecasade.jpg



Casa de Praia (2005)LinkIcon

pierealtomar.jpg


Alto Mar (2007)LinkIcon

COMMENT

毎年期待の女性シンガーが、たくさんデビューするブラジル音楽界のなかで、彼女は間違いなくトップクラス。マリーザ・モンチを支えるダヂをプロデューサ−に迎えた、デビューアルバムは屈指の良質MPB作品となった。
久しぶりに体が感動で震えました。彼女の歌声を生で聴けるこの機会、絶対見逃さないで。
堀内隆志(Café Vivement Dimanche)

「上質なコットンシャツの感触」 text by 黒田恭一(音楽評論家)

ピエール・アデルニはフランスで生まれて、幼いときにブラジルに移り住んだシンガー・ソングライターである。そのピエール・アデルニがギターを爪弾きながら、いきいきとうたって、きく人に爽やかな気分を味わわせてくれるのが『アウト・マール(沖へ)』である。どの歌も軽く弾むが、音楽が、走りすぎて勢いを誇示することはなく、立ち止まって思いに耽ることもない。歌は、まず、メロディーがチャーミングでないといけない。その点で、ピエール・アデルニの歌はいずれも及第点をとれている。そのうえ、工夫のこらされたバックの編曲が、うたわれている歌の陰影を濃くするのに有効な働きをしている。「Zzzzzz(眠り)」というタイトルのついた歌の、バックの楽器のきかせる音色やリズムには、きわだった特徴がある。個々の歌で、音楽の表情ががらりと変わって、それぞれに楽しいのは、ピエール・アデルニの音楽的な引き出しが多彩だからである。とはいっても、電気楽器は使われていないし、ピエール・アデルニのうたいぶりがどことなく素人っぽいので、ききては、それぞれの歌の音楽的な素肌にふれたような気分になれる。そこがまた、ピエール・アデルニのうたう歌の素敵なところである。そのような彼の歌をきいているときに感じるのは、やけに肌触りのいい、スイスコットンのシャツに袖を通して感じる、あの感触である。さりげなくても、雑ではない。巧みであっても、その巧みさを誇るような野暮はしない。何から何まで粋である。それにしても、ピエール・アデルニのつくる歌は、何とまあ、チャーミングなメロディによっているのであろう。リズム的にも面白いし、楽しみどころがきわめて多い。「Zzzzzz(眠り)」もいいが、「A Chave(鍵)」という歌を一度でも耳にしたら、間違いなく、ピエール・アデルニというシンガー・ソングライターを好きになり、『アウト・マール(沖へ)』というアルバムを大好きになる。(このレビューは、雑誌「サライ」2007年9月20日号に掲載されたものです。)