水の足跡 金子雅和

【時間】29分54秒
【監督】金子雅和
【脚本】金子雅和、熊倉美由紀
【出演者】松岡龍平、石坂友里、山科圭太
香取剛、高木公介、山口晃
水の足跡

夏の自然の中、静かに記録された交流の物語

動物写真家のケイは、尊敬する師匠の肩山に作品の欠点を指摘されてから、思うように写真が撮れなくなる。そんな悩みを抱えたまま、新たな題材を求めて山間の駅に降り立った彼は、3日前その山に入った男女が遭難していることを知る。しかし山中で真新しい野生動物の足跡を発見し撮影するうち、悩みも不安も忘れ、導かれるように辿り着いた鍾乳洞へと踏み入っていく。その奥の沢には、ますます多くの足跡があり、濃密な気配を感じたケイは岩陰へ向けてシャッターを切る。だが、そこに潜んでいたのは動物ではなく、二人の男女だった。大怪我をして身動きが取れなくなっていた男のためにケイは力を貸し、三人はいっとき同じ道を歩むこととなるが・・・。


金子雅和

【監督プロフィール】

1978年・東京都生まれ
東京都在住
撮影部や演出部として映像の現場に携わりながら、自主映画を監督。それらの作品が、ハンブルグ日本映画祭(ドイツ)、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭などで正式上映される。
山形国際ムービーフェスティバル2009/2011入賞。


【この作品で伝えたかったこと】

主人公の青年は、山奥で出会った男女との交流の末に、極めて原初的な方法で彼らを撮影するに至る。そんな姿を通じて、自然や生き物の本質的な美しさは、最新の技術・機材や押しつけの意図によってではなく、撮る相手と正面から向き合って互いの心を通わせた時に初めて見えてくる(写し出される)ものではないか、ということを伝えたかった。

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