映像部門夏の移動図書館 竹葉 リサ

【時間】23分
【監督】竹葉リサ
【脚本】竹葉リサ
【撮影】橋本彩子 
【編集】竹葉リサ 栗原大介
【音楽】organic stereo
【出演者】さつま 庵原涼香 齋藤直太
大沼弘幸 高木均
【ロケ地】山梨県身延町 富士河口湖町
静岡県富士宮市 西伊豆町
夏の移動図書館
「戻ってこれなくなるかもしれないよ。
それに、もし、僕が人攫いだったらどうする?」

別世界へ行く、高揚感。失われているのは大人の方かもしれない。

夏のある日、海を見た事がない少年の前に、突然現れた移動図書館。絵本作家志望の青年が運営するその移動図書館には、一冊の本に挟まれ、海のある町に住む少女からの手紙が入っていた。移動図書館を媒介に手紙のやり取りを始める少年と少女。少年は、少女を助けるために海へ行きたいのだが、海へと抜ける暗いトンネルを越える勇気がない。そんな少年を尻目に、自由にトンネルを行き来し、スイカ泥棒を繰り返す青年。どこでも行ける大人、行ける場所が限られている子ども。失われているのは大人の方かもしれない。
インターネットなどの発達で、世界に越境がなくなりつつある。物語の世界でも、「Stand by Me」や「深夜特急」などの様に越境を題材にしたものが少なくなってきている。そんな時代だからこそ、別の世界へ行く事をテーマにした映画。


竹葉リサ

【監督プロフィール】

1983年・高知県生まれ 東京都在住
初監督作品の短編アニメーション映画「花の喉の男の話」で横浜映像天国の新人賞を受賞。本作品は2作品目。シナリオライターとして任天堂DSのゲーム「ハンサム×English イギリスに恋して」や、auやdocomoの公式サイトで携帯コンテンツを執筆。映画「喧嘩高校軍団」の宣伝配給も担当。

【この作品で伝えたかったこと】

子どもの頃、江戸時代へ行ったことがある。一人で海へと切り立った岩場を進み、行き止まりの岩の階段を登り終えると、江戸時代が広がっていたのだ。二度と戻って来られない気がして、家族が眠る浜辺へ走った。その後、何度もその浜辺へ行ったのだが、江戸時代へと続くあの岩の階段は見つけられなかった。この映画で伝えたい事は、別世界へ行く恐怖と期待感が混じった、子どもの頃特有の高揚感です。
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