映像部門イシノオト 木下 真

【時間】19分14秒
【監督】木下真
【脚本】堀田理恵子
【撮影】明田川大介
【編集】原口貴光
【出演者】織本順吉 穂積豪希 勝倉けい子
【ロケ地】神奈川県鎌倉市
静岡県伊豆市
イシノオト

あなたはただの石ですか? それとも私の妻ですか?

静かな隠居生活を送る老人が主人公。近所の少年や女性との交流にはまったく関心を示さず、趣味の囲碁に没頭している。そんなある日、妻がこつ然と姿を消し、かわりに奇妙な漬物石が現れる。妻が石に変身してしまったらしいと気づき、慌てる老人。が、少年や女性とは相変わらず不器用なつき合いしかできない一方で、戸惑いながらも石の存在を少しずつ受け入れていく。はたしてそれは現実なのかそれとも妄想なのか虚実が曖昧になっていく中、老人は石との温泉旅行を決行する。その際、訪れた河川敷で大事な石を見失ってしまう。そして、その直後に起きた不思議なできごとによって老人はついに妻の死を悟る。元の生活に戻ったとき、初めて少年や女性と心から向き合うのだった。


木下 真

【監督プロフィール】

1971年・東京都生まれ
東京都在住
1994年早稲田大学第一文学部卒業。同年株式会社電通に入社、CMプランナーとなる。1997年CMの演出を開始。2005年短編映画「イシノオト」を初監督。

【この作品で伝えたかったこと】

愛するひとを失った悲しみや老いの孤独に直面したとき、ひとはどういう行動をとるでしょうか。たいていはその事実に心理的に抗い、ともすると事実であってほしくないという願望に執着することすらあるかもしれません。そのような人生の岐路に立たされた人間の、端から見れば突飛な、それでいて本人にとってはいたって真面目な心の揺れや行動を描いてみたいと思いました。
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