映像部門サクラ、アンブレラ 古新舜

「あのとき見つけた空の色から、私の桜は咲いていくんだ」

【製作年】2005年
【時間】17分30秒
【監督】古新舜
【脚本】古新舜
【撮影】藤田秀紀
【照明】佐々木英二
【録音】高橋義照
【編集】古新舜
【音楽】Lunchmat
【出演】清水ゆみ、麻生幸佑、堀本能礼
【ロケ地】埼玉県草加市・川口市
サクラ、アンブレラ

想い出は桜の花びらに乗って、やってくる

 咲(20)は美大で油絵を専攻している。最近、自分の作品をうまく作ることができず、デッサンをひたすら練習していた。四月に入って間もないある日、咲は、晴れなのに真っ黒いコートを着、真っ黒い傘を差してキャンパスを歩く青年・空[ソラ](21)―「傘男」をみかけることになる。ある日、突然雨が降り出した。慌てふためいている咲のもとに、差し出しされる傘男の傘。その中には、咲が幼い頃見た青空の絵が描かれていた。何かの衝動に突かれた咲は、彼をモチーフにデッサンを描き始める。描き進められる絵と共に、幼い頃、傘の中の青空を見た気持ちが思い出されていく。
 思い出とイマの結びつきから、主人公が自分らしさを再発見していく春色ショートストーリー。


古新舜(こにいしゅん)

【監督プロフィール】1981年・岩手県生まれ

23歳で映画の世界に入り、埼玉県川口市スキップシティにて、ハイビジョンの映画製作を先駆的に勉強。短編初作品、二作目がSSFFに二年連続入選の快挙を果たす。最新作は短編三作目「koganeyuki」(倉科カナ、天野浩成)。現在デジハリ大学院在籍。

【この作品で伝えたかったこと】

何気ない日常の中に自分らしさや忘れていた感情が隠されていること、そして、時間や空間を越えて紡がれていくキモチが今の自分を形成してくれていることを伝えたいと思います。短い命である桜の花に囲まれたキャンパスの中で、主人公は普通の生活を過ごしていきますが、そのありきたりな時間の中にも大切な人との出会いは繰り返されていることを表現しております。
利用規約 プライバシーポリシー お問い合せ