キャットボイス 笹木彰人監督作品
第2回山形国際ムービーフェスティバル2006 審査員特別賞受賞 <スカラシップ200万円>

【監督】笹木彰人
【脚本】笹木彰人
【撮影監督】:三本木久城
【出演】入山宏一、菜葉菜、有川マコト、寉岡瑞希、
野呂彰夫、浜田杏梨、菅原瑞貴、青木十三雄、
ササキモトアキ、宇奈月やつ子、平田弥里、
ひもの屋カレイ、土井よしお

 猫の出てこない猫映画。とあるアパート住人達の小さな物語。駄目人間でもいいではないか。

 山形県にある、変人ばかりが集まる小さなアパートに一組のカップルが越してきた。人の良さそうな男と口のきけない女、この不思議なとりあわせにアパートの住人は興味津々。早速、住人総出の歓迎ランチキ騒ぎが始まる。宴たけなわの最中ふとかけた新住人のラジカセからは意外にもクラッシック音楽が流れ始めた。ワーグナーの「タンホイザー」序曲。
 …新住人の女はなぜ言葉を失ってしまったのか?ダメ人間が集まるアパートは、絶望と希望を繰り返しながら、タンホイザー序曲の壮大なメロディーと共に新住人の秘密を受け入れていく…。
キャットボイス


笹木彰人監督

【監督プロフィール】1967年・兵庫県生まれ

高校卒業後、劇団『絶対王様』旗揚げ。演劇祭荒らしの異名で活躍。
初映画監督作品での受賞で今作は2作品目。

とにかく俳優を見せる映画を

 私は劇団の主宰をしており、映画の世界では新入生です。舞台の世界では、観客と作り手が同じ空間を共有できる贅沢さはありますが、俳優の細かな表情や仕草はなかなか観客に届きません。しかし映画はその気になれば『毛穴が見えるくらいのアップ』も可能です。
 という訳で今回の映画は「俳優をガッツリ見せる映画を撮ろう」というのが根底にあります。見所は俳優達です。俳優をたくさん見せなくてはいけないという思い込みで、この映画は1シーンの俳優の台詞量が無駄に多くなっています。「全然映画っぽくねぇ!失敗作だ!」というご批判があろうがこれが今の笹木ワールドです。
 映画手法とやらはこれからも続けていれば嫌でも身に付いてくると思うので、今は荒削りでも背伸びせずやりたい世界を撮ってみました。登場人物が駄目人間ばかりで、物語の中で大きな成長もしないので感情移入しづらいかもしれませんが、『動物園の猿山』を観るように楽しんでいただければ幸いです。
 この映画を制作するチャンスを与えてくれた、映画祭の関係者のみなさまに心から感謝です。LOVE山形!!
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