フキダシ 菱川直樹

「嘘でも本当でもどっちでも良かった。ただあの
言葉を聞けた時、素直に嬉しかった。」

【製作年】2006年
【時間】28分
【監督】菱川直樹
【脚本】菱川直樹
【撮影】久保田大樹
【編集】菱川直樹
【音楽】中恵美
【出演】前田祐有、崎山麻実
【ロケ地】兵庫県芦屋市、淡路島
フキダシ

僕らは他人と本心で分かり合えるのか?

 男は女と暮らしながら漫画を描いていた。2人の生活は女が鬱病になってから突如変わっていく。何度も自殺を試みる女、それを止める男、散らかっていく部屋、進まない漫画の原稿、冷たいコンビニ弁当、会話のない空間。男は一人悩み、苦しむ。そして男は女を止めることをやめる。女は夜の海の中へと一人歩いていく、それを見つめる男。



菱川直樹(ひしかわなおき)

【監督プロフィール】1984年・兵庫県生まれ

2003年 大阪芸術大学映像学科入学
2004年 自主制作「エレキング」監督
2006年 卒業制作「フキダシ」監督
大阪芸術大学映像学科卒業制作研究室賞受賞

2007年 大阪芸術大学映像学科卒業
2007年広島映像展一次審査通過

【この作品で伝えたかったこと】

 人は本心で分かり合えることはできない。相手の本当の気持ちなんて常に理解することは無理だし、自分の気持ちをすべて理解してもらうことなんてできない。ならどうしたらいいのか?それがこの作品を作るきっかけでした。ただストーリーを追うだけじゃなく何か新しい表現をしたかった。そこで主人公の心情と漫画の原稿を効果的に見せて交差させることにしました。漫画の原稿はストーリーが進むに連れて完成していき、主人公の気持ちも固まっていく。
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