MONKEY GAME 布江剛士

「どんなに頑張っても結局は何も分からねぇ。お前は頭の中でどんな状況を想像してる?」

【製作年】2007年
【時間】8分31秒
【監督】布江剛士
【脚本】布江剛士
【撮影】井藤誠治
【編集】木部公亮
【音楽】町野オースティン
【出演】奥田幸治、河野牧人、馬場日菜子
【ロケ地】東京都江戸川区
MONKEY GAME

目で見えるものだけが真実ではない。

 目を見えなくされた主人公。隣から聞こえてくる悲鳴と脅迫。目の見えない主人公は何とか今の状態を知ろうとする。そして、会話の中から徐々に状況が見えてくる。目で見ているモノだけが真実ではない。いま、見ざる、聞かざる、言わざるの状態にされた3人が椅子に座らされ、現在行われていること。それは声以外は何も真実であると言えるものはない。今見ているこの映像さえも、実は主人公の頭の中、想像でしかなく、本当は3人ではなく、たくさんのギャラリーが見ているかもしれないし、ほかの2人は銃も持っていなくて、言わざる、聞かざるでないかもしれない。結局は何もわからない。
 1回目は何も考えず、2回目はその辺も加味して見ていただけたらと思います。


布江剛士(ぬのえつよし)

【監督プロフィール】1982年・富山県生まれ

東洋大学卒業後、専門学校入学。2年半で17本の短編映画、MV、CMを制作。全ての作品の企画、脚本、監督を務める。日活制作、来春公開予定「奈緒子」において助監督を経験。松竹主催映画祭C‘sNextにおいて2007年度奨励賞を受賞。

【この作品で伝えたかったこと】

 目で見えるものとは、見せてもいいもの。見られて都合の悪い物ではない。つまり、見えている物とは誰かが作った、都合のいい物である。それはその人がこう見せたいと思うもの。作られた真実であり、真実ではない。真実とはむしろ、隠そうとするもの、目では見えない物にこそある。情報が少ないとさらに影響は大きくなる。主人公に直面した危機は実はここにある。
利用規約 プライバシーポリシー お問い合せ