恋風 庄司樹

「好きな人の顔って思い出せない。
恥ずかしくて、ちゃんと顔を見れなくて、あの子の顔が思い出せない」

フィクション部門
【製作年】2005年
【時間】8分
【監督】庄司樹
【脚本】庄司樹
【編集】庄司樹
【音楽】庄司樹
【出演】門脇千沙・菊池章人
【ロケ地】山形県大江町


■【東北】とのかかわり
山形県大江町にて撮影

恋風

盆暮れの神社。少年と少女が綴る、淡く儚い夏の幻。

 夏も暮れにさしかかった田舎の集落にある民家。辺りでは蝉が忙しなく鳴いている。軒先で佇む老婆の元に彼女の娘が洗濯物を手に現れた。孫の姿が見当たらないと老婆は娘に尋ね、娘も我が子の姿が見当たらないと探し始める。やがて思い当たる節があるのか、娘は子を探しに家を出て行く。その頃近所にある神社で少女が境内を散策していた…。


庄司樹(しょうじ いつき)

【監督プロフィール】1981年・山形県生まれ

山形の番組制作会社のカメラマンや技術助手として映像制作のノウハウを学ぶ。その後自主制作映画、Vシネマ、劇場映画の助監督をする傍ら自ら短編映画を制作。初の長編作品「MAGIC WATER」が第8回ガン・アクション・ムービー・コンペティションで特別賞、CG賞を受賞。

【この作品で伝えたかったこと】

少年時代の淡い恋心、それを伝えたくとも伝わりきらないもどかしさ、どこにでもありそうで、もうどこにもないのかもしれない美しい山形の情景。一度地元を離れて初めて感じた懐郷。それらを胸に思い描いて映画の結末を迎えていただければと思う。幼少の恋と呼ばれるものはそんな風に儚いものなのではないでしょうか。
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